オルフィアン/ORPHEAN
スピーカーには変換方式による分類や、形状・サイズによる分類など多種多様な分類が存在します。家電量販店に行っても様々なスタイルのスピーカーがあることからもわかりますね。オーディオ初心者の方がまずどこに注目するべきなのか、簡単にご説明いたします。
形状・サイズによる分類
スピーカーユニットの形状とサイズによる分類では
- ブックシェルフ型 : コンパクトサイズ・お手軽
- トールボーイ型 : 大型サイズ・複数スピーカーを搭載・本格派
- フロア型 : 大型サイズ・本格派
等の種類があります。このうちフロア型とトールボーイ型は、スピーカーを収めているエンクロージャー(筐体)のサイズがとても大きく、トールボーイ型では高さが1.5メートルを超えるものもあり、いかにも本格志向といった感じです。
ブックシェルフ型はその名のとおり、本棚に収まるほどのサイズで、どこにでもおける汎用性の高さが魅力です。
オルフィアンはコンパクトなブックシェルフ型、PCモニターやIPODとの接続も簡単です。
振動の放射方式による分類
スピーカーはどんな高級品でも、単体では十分な低音を出すことができません。エンクロージャー(筐体)と呼ばれる箱に収めることによってはじめて、本来の性能を発揮することが可能となります。このエンクロージャー(筐体)の形状によっても音質が変化します。
- 平面バッフル型 : 穴を開けた平面の板にスピーカーを取り付けたものです。低音の出力は若干弱いですが、開放感のある音が出せます。
- 密閉型 : 完全にふさがれた箱にスピーカーを取り付けたものです。スピーカーの振動がシビアになることにより、素直な音の表現が可能です。
- バスレフ型 : 密閉型に穴を開け、低域共振用のダクトを装着したものです。低音域が強調され迫力のある音が出せます。
オルフィアンはバスレフ方式を採用、さらに新開発のAVSW方式により迫力の重低音を再現。
再生帯域による分類
スピーカーはおよそ20~20kHzまでの、人間の聞きとることができる周波数帯域(可聴域)全体をカバーして、均等に再生されるのが望ましいとされています。この可聴域全体を、ひとつのスピーカーでカバーするスピーカーをフルレンジスピーカーといい、複数のスピーカー(トゥイーター、スコーカー、ウーファーなど)で帯域を分割して再生するスピーカーをマルチウェイスピーカーと言います。
- フルレンジ : ひとつのスピーカーで帯域全体をカバー。中音域主体で低音、高音の特性も確保、音像定位に優れているが低音や高音に物足りなさを感じることがある。
- マルチウェイ : 可聴域を分割し、低音域・中音域・高音域にそれぞれ別のスピーカーを割り当てたもの。中音域と高音域二つに分けたものを2WAY、低音域・中音域・高音域の三つに分けたものを3WAYという。複数のスピーカーを使用しているため、周波数帯域がフラットになりにくい。