健康豆知識
● 深い眠り ノンレム睡眠といわれる深い眠りに入ります。これは脳を休ませている状態と考えられます。この時体内の熱を出すために発汗作用が活発になり、この入眠時をスムーズにすることが翌朝の目覚めに影響します。このときの脳波は波型がゆるやかなδ(デルタ)波が主です。また、新陳代謝が活発になるので細胞が新しくなりやすくなり美肌効果にもつながります。
● 浅い眠り
レム睡眠と呼ばれる浅い眠りの時に体温の上昇が行なわれ筋肉の緊張が解けだらりとした状態になります。脳波はθ(テータ)波が主で、体のほうは休息しており、浅い眠りといわれる理由です。また、時間が経つにつれノンレム睡眠の段階は少なくなり、レム睡眠の割合が多くなってきます。
この2種類の眠りが繰り返される理由は体温が上下することにより深い眠りをしようとしているのです。目覚めるときに浅い眠りのレム睡眠から起きると、体温は上昇していますから目覚め感は良好です。脳が休息している深い眠りのノンレム睡眠のときに、無理やり起こされると目覚め感は良くありません。したがって快適な眠りには、スムーズな入眠と、起きるタイミングとが大きく関ってくるのです。
● 睡眠中に目が覚めてしまう
ベッドや布団に入っている時間に対し実際に眠っている時間を睡眠効率といいます。この睡眠効率が悪いと睡眠中に目が覚めてしまうということがよくあります。この原因には生理的・心理的なものや睡眠環境によるものです。これらをよくすることで睡眠効率を良くする結果につながります。
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